rulezpeeps

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Tennen.

Jun 8, 2020

この度ルールズピープスで新規ブランド「tennen」テンネンを取り扱う事になりました。
まずはどうぞよろしくお願いします。
こちらのブランドですが、rulezpeeps ルールズピープス、略して「ルーピー」のマロン事、オグリがディレクションとデザインを担当しているブランドです。

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ルーピーは2003年に標高800mまでのアウトドアブランドとしてスタートしました。
その後、皆様の支えもあり、2006年にエネルギー循環型の直営店「ルーピーハウス」を本拠地である鴨川のロードサイドに建築、オープン。2011年の震災を経て、株式会社アンコモンクリエーションを設立。スマイルウールやチャリパーカー。カモちゃんジャケットなどのヒットアイテムが生まれました。その後、海外展示会を機に、海外セレクトショップにの卸をスタートしました。ここまで歩んでこれたのも、皆様のおかげです。大変感謝しています。しかし、マロンが一身上の都合により、ルールズピープスを休止せざる得ない状況になり、自身も株式会社アンコモンクリエーションから少し距離を置き、その間、以前からのプロジェクトであるワンニャン プロジェクト」としてワンぐるみ、ニャンぐるみが事業の中心に変わって行きました。現在もルールズピープスは休止している状態です。
そんな時に株式会社ワイエスインターナショナル様から、ディレクションならびにデザインの業務委託の依頼がありました。その当時は個人的な事業が忙しく、時間的余裕がない中で、引き受けていいものか迷いましたが、50年、100年続くブランドを作りたいという事をお聞きし、引き受けたという経緯です。今までルールズピープスで得たノウハウや経験はもちろんですが、それに縛られずに、固定概念を捨てて取り組んでいこいうと思っています。

長くなりましたが、「tennen」とはなんなんでしょうか?

それは「洋服を通じて、アクションを起こし、社会問題を解決する」というブランドです。
現在、アパレルが起因として多くの社会問題、環境問題が起きています。
アパレル産業は実は石油産業に続いてCo2の排出量が多い産業なんです。そして近年の低価格の流れの中で、大量に廃棄が増えているのも大きな懸念となっています。作るだけでエネルギーを多量に消費し、環境汚染や社会問題のきっかけを作っているのは事実です。
では作らなければいいのか?

ここは経済と天秤にかけなくてはいけませんが、我々は我々の道理により、アパレルを変えて行きたいと思っています。アパレルはライフスタイルと直結していると思っています。ですから、世の中が大きくマインドチェンジし、個々の生活や概念が変わらないと、私たちのプロジェクトは成り立ちません。そういう意味では皆さんと共感し合い、ユーザー、生産者、メーカーがフラットな関係性のもと、作っていくブランドで、一緒に成長していくブランドなのです。私たちの行いはカウンターカルチャーだと思っています。カウンターカルチャーとは主流の動きに対してのアンチテーゼでもあります。このような働きは大きなムーブメントにならないと、社会構造を変化させる事が難しいのです。でももうそれが必要な時期に来たのではないでしょうか。ですから皆さんと一緒に何か「幸せ」になる行動ができれば、それはとても頼もしく、嬉しい事なのです。

具体的なアクションはまずこの4つから。

それでは具体的にどんなアクションにより、どう社会や環境を変えていくか、それはテンネンヴィジョンに沿って計画しています。

(1)新しい天然のリサイクルシステムの構築   アルミ缶70%、洋服20%の常識を変えていく。

天然素材はみなさんご存知のように農業から始まります。ですから服が完成するまでに、人も含めて多くのエネルギーを消費します。日本はその昔江戸時代までは、完全循環型社会でありました。洋服も貴重な「モノ」でした。ですからその原料は最終的には製紙業に使われていて、余す事なく大切に利用してきました。しかしながら近年の「便利」「安い」の代償として、このような社会風習も失われました。
テンネンは昔に戻るのではなく、現代の技術とクリエーションで、新しい「リサイクルシステム」を確立させます。それは日本の技術と情熱により形成されます。こちらは第一弾がもうすぐ生まれます。そしてこのムーブメントが広がれば、現代の廃棄、汚染問題は解決する一つの手段になると思っています。

(2)自然分解100%(生分解性100%)       ゴミにならない、つくらない服作り。

天然繊維とは自然から生まれたものです。植物や動物。それらは全て地球から生まれたものですから、ゴミになったとしても自然に帰ります。現在、巷では「プラスティックフリー」とか「マイクロプラスティックによる海洋汚染」など。プラスティックが起因した環境汚染が問題なっています。プラスティックとは石油由来からできた人工的に作った固形物です。確かに大量生産でき、安価で丈夫です。それと同じく洋服で例えるならば、ポリエステルやナイロンも同じです。20世紀最大の発明ですが、その反面、現代は問題が多く発生します。もちろん、この繊維を使ったアウトドアウエアやスポーツウエア、ワークウエアはなくてはならない存在として重宝されています。しかし、これからの時代、これらとうまく付き合って行かないと、人間は生きていけません。リサイクル分野も育っており、とてもいい事だと思いますが、一方、選択肢として天然素材を選ぶ「新しい選択肢」を我々は現代のクリエーションで成立させようと思っています。ボタン、ネーム、芯、縫い糸ですらその対象は当てはまります。
もう一つの目的は天然繊維のリサイクルシステムを成立させるために、大きな重要な役目を担ってくれるのです。

(3)オーガニックを纏おう。
オーガニックコットンもしくは、オーガニックで作られた植物を使う。
天然繊維での服づくりをさかのぼると、そのスタートは農業や畜産など、自然と関わるパートからすべてが始まるということに気がつきます。
なかでも心が痛くなるような事実があるのは、世界のコットン栽培。現在、世界の農業のなかでもっとも農薬類が使われている栽培品目であり、生産地では多くの健康被害、また地下水の汚染など、ハードな環境のもと働き、暮らす人々がたくさんいる上で、その供給が成り立っていることをお伝えしておかなければなりません。
tennenが掲げるコンセプトのベースに流れている精神、それは「ユーザー、生産者、私たち、そして自然。みんながハッピーに」という思いです。ですから、コットンをはじめ、そのほかヘンプやシルクなどの天然繊維も、正しい形で栽培、生産されたものを調べてチョイスしています。

(4)日本製   メイドインジャパン。日本の技術や魂は本当に素晴らしい。誇りを持とう。

ものづくりにおける“Made in Japan”は、自他国ともに認める私たちの誇りです。しかしアパレル業界も他聞に漏れず、低コストや安い労働力を求めての海外生産や、国内の現場の人員不足や後継者不足で、つくれる場所が日に日に減っている現状もあります。
海外生産を見てみると、現場は経済成長が著しい東・東南アジア圏から、より安価な労働力を求めて南アジアやアフリカ圏へと流れているといいますが、その先は袋小路。そこには持続可能性が見えてきません。一方、国内の現場へ目を向けてみると、そこには日本人のより良いものを生み出そうとする職人気質や、技術への創意工夫のマインドが、まだまだあります。
服づくりにおける膨大なエネルギー消費を抑え、遠い国で私たちの知らない誰かが涙を飲みながらつくられるような行き過ぎた海外生産体制に依存しないためには、これまで自国で培ってきた技術や産業を受け継ぎ、フェアな雇用を維持しながら、ローカルでものづくりを進めていくのが理想的な気がしています。

どうぞ「Tennen」のこれからの展開。皆さんと一緒に進め定期ながら、ハッピーな社会を作って生きませんか。