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僕らの物づくり(ギャグなし)

Jul 7, 2017

デザイナーのマロンです。

タイトルを見て「え、いきなりなんだ?」って思われた方も多いかもしれませんが。今日はギャグは一切なしで語らせてもらおうと思っています。

さて、皆様にウエアを提供してきて15年目の今年ですが、これまで紆余曲折、いろんなことを思い経験しながらここまでやってこれました。まずは深々感謝いたします。心よりありがとうございます。

そのような中、以前から考えていたことなのですが、従来のアパレルの慣習(あえて慣習と言わせていただきます)に疑問を持ち始め、今後は思い切って、春夏・秋冬といったコレクション的発想の企画をやめようと決断しました。

服の世界は必ず、春夏と秋冬の計2回(多いメーカーさんでは、4~5回も!2-3週間毎なんていうのもあります)に分けて新作を発表し、それに基づいてプロモーションやショーを行ない、受注を取って売り上げにします。そして、そのあいだ、企画でものづくりに費やせる時間は……おそらく一カ月がいいところでしょうか。それを毎回新しいテーマで、新しいものを提案していきます。

今はスピードの時代です。まさにアパレル業界はそれを、昔から通例として行なってきたのです。作っては在庫を抱え、売り、余ったものはセールをする。そのスピードは増すばかり。そん結果、世界的に見ても洋服は過剰生産の時代。年間およそ22億着が廃棄されているにもかかわらず、アウトレットやファストの供給量はどんどん上がっているんです。さらに、安い労働力を求めて国から国へと渡り歩くスパイラル。

じゃあ、僕らはどこに向かうべきなのか。スピードが正しいのか。新しいのが正しいのか。あるいは、それらを求められているのか?この疑問は、ブランドのスタート時から今までずーっと考えていることで、これからの未来に向けても考え続ける、永遠のテーマです。

ちなみに私たちは自分たちのことをこう語っています。

「rulezpeepsのアウトドアウェアは、自然と寄り添い暮らす日々の中で、本当に必要になったアイテムをシンプルかつ機能的に、着心地の良さも追求しながら、できるだけ長く着てもらえるよう素材の開発から縫製に至るまで、多くの時間と情熱を傾けています。そして、この国の誇れる職人の方々に支えられながら、Made in Japanでつくっています」

僕らは常にこのコンセプトに立ち返り、確認しています。

本当に必要なものは? これは無駄にならない? シンプルかな? 機能的かな? 環境に負荷をかけてないかな? 情熱を持ってつくれるかな?

最近、僕のPCの前には常にこのメモが貼ってあります。

「考えられるすべてを削ぎ落としたものに本質が宿る」

誰だったでしょう? 肝心なことを忘れてしまいましたが。

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お客様からも元気もらっています!

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私たちは深い自然のなかで暮らし、遊ぶために必要とされるものづくり。削ぎ落として、削ぎ落として、安易に物を作り、増やすのではなく、必要なアイテムを吟味し、時間と情熱をかけ、納得いくものを提供するようなスモールビジネスを実践していこうと思っています。それにより、私たち含め、ある意味「洋服」や「もの」から解放されることで、自然の奥深い遊びや暮らしに集中でき、皆が人生をもっと豊かに過ごせるのではないかと、いつも考えています。ウエアを売っているにもかかわらず(笑)。

というわけで、少しもの作りのペースを変えようと思います。そして我々もさらに自然のなかで遊ばせてもらいその経験をフィードバックしより良いもの作りに情熱を傾けたいと思います。どうぞご理解とこれからも、どうぞよろしくお願いします。